中学時代の私の剣道について書いています。
私の中学時代の剣道・試合のやり方は、
1,声を大きく
2,相手と構えて向き合ったとき、自分を主人公として剣道の攻めを考える
3,打って打って打ちまくる
簡単にいうと、やることは以上三つだということを書いています。
1の声を大きくということについて、
声なんか関係ないじゃん、声なんか出ていなくても、しっかりした打ちであいての面・小手・胴を打てばいいやないか。
と思われる方も多いでしょう。
実際、声の大きさは関係ないかもしれませんが、やはり、強い人・高段者・よい先生は声はしっかりしていて(大きい・力強い・鋭い・怖い)、小さい・声に力がない・のんびりした声の人はまず強い人はいません。
2の相手と向き合ったとき自分が主人公ということは、剣道の言葉で言うと、「先を取る」ということです。
必ず、何事も自分からです。
いつも気持ちは自分から。
外からみていると相手が先に打っているような場面でも、必ず、「私がこうしたら相手が打ってくる」という気持ちに持って行く癖をつけると、応じ技が今までより決まるようになります。
「先を取る」、「先の取り合い」が剣道の攻めです。
ある意味「打つ」ことよりも大切かもしれません。
打ちのスピード、足の速さ、足捌き、踏み込みの鋭さ、連打の早さ等には限界があります。
しかし、「先を取る」気持ち、「攻め」をいつも考えて剣道をしていると、限界を超えることができます。
剣道は、攻めによって動く相手を打ちます。
しっかり構えて、全く動かない、竹刀を払っても押さえても、ぴたりと剣先がのどに戻る相手は、なかなか打てるものではありません。
私は五十歳を超え剣道歴は四十年以上になりました。
中学校時代は試合において、自分から仕掛けて面を一本取る自信はありませんでした。
しかしスピードは合ったと思います。
高校時代も中学時代よりスピードは増しました。
大学時代、この頃が物理的スピードのピークだったと思います。
二十台は大学までの剣道をキープ、三十台が大学より力が落ちてきたことを認識し、五段を取得したころは大学時代の方が力は上だったと思いました。
四十台、六段~七段。
この頃、スピードや力にとらわれない剣道に気づきました。
そして今。
五十台になって、今、過去最高に速い面を打っています。
確信です。
「先」をとること、攻めを意識した剣道は、自分の肉体の限界を超えることができます。
五十代になって最速の面が打てる。
もちろん、小手も面も胴も突きも。
剣道っておもしろい。
中学時代、私は「攻め」のほんの先っぽ部分、自分を主役にして試合の組み立てを考える。
ということをしていました。
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