平成29年6月3日、岐阜メモリアルセンター剣道場にて、剣道範士 島野泰山先生による、指導者育成講習会が開催されました。
その中で、覚えておきたいことばがありましたので、ここに備忘しておきます。
「と、て、が、無し」
これだけを聞くとなんのことだかわかりませんが、攻めと打ちに関する考察になります。
島野先生の若き頃、九段範士(名前は失念)の先生から聞いた言葉だそうです。
と、
攻め と 打ち
攻めと打ちがばらばら。
これでは二拍子になり避けられてしまう。
て、
攻め て 打つ
これは1、5拍子。
これも避けられる。
が、
攻め が 打ち
攻めと打ちが一体となり、攻めが効き一本になりやすい。
無し
攻めもなく「ここ」というところで無心に出る技。
意識してできるのが、がの境地かな。
無しの境地は、「不動智」の世界。
講習会の最後の地稽古が非常に刺激になりました。
出てよかった。