平成28年7月9日(土) 岐阜県中体連剣道大会 岐阜市大会 清流アリーナ
女子団体の部
島中学校 優勝(メンバーすべて道場生)
女子団体の決勝は何度ももうダメかと思いました。
先鋒 ×髙橋 一本負け
次鋒 宮崎 引分
中堅 ×丸山 一本負け
副将 ○安藤 引き胴で一本勝ち
大将 ○小島 一本先取されるも二本取り返し勝ち
代表戦 ○小島
中堅が一本負けした時点で、もうダメかと思いました。
しかし、副将の安藤がつないでくれました。
試合の内容としては、安藤はあまりにも引き技を多く出していたので、下がったところを追い込まれ、
ピンチになる場面も多く、そんなに下がってはダメだと思っていましたが、積極的に技を出しており、
もうすぐ時間切れかと思う頃、ついに引き胴が決まり大将につなぎました。
そして、大将が何とかしてくれると思っていたら、一本先取されてしまいました。
しかし、そこから二本取り返した小島は立派でした。
代表戦、島中は大将の小島、付属中は中堅の近藤さん。
小島が攻め打つが近藤は下がって避けて、得意の抜き面を狙っていましたが、小島は打たせません。
もう一つ近藤が狙っていたのが、小島の引き技の下がったところを追い込んでの面。
ここも、小島は引き技は積極的にだすものの打たせません。
膠着した展開になりましたが、最後は小島の面でした。
大逆転の勝利でした。
男子団体の部
三位 加納中学校(メンバーのうち一名が道場生)
ベストエイト 島中学校(メンバーのうち一名が道場生)
3年女子個人
優勝 丸山光
二位 小島たんぽぽ
三位 安藤敬子
もう一人の三年生、中村茉優。
中村は勝てばベストエイト地区大会出場というところで、もう一人の三位藍川東中の
山内さんに延長の末敗れてしまい、市大会で散りました。
さて、準決勝では
小島 対 山内(藍川東)長い延長戦になり小島の勝ち。
もう一つの準決勝は
丸山 対 安藤 延長戦で丸山の勝ち。
以前の安藤は打ちが弱く間合いが近くなると全く打てませんでしたが、
ここに来て力強い打突と小さい踏み込みが出来るようになりました。
また、面だけでなく、小手や胴、引き技も使えるようになりました。
丸山もスピードと打ちがかみ合うようになり、以前のような、
空回りがなくなって非常にバランスよくなりました。
足捌きが上半身について行けるようになり、安定感が増しました。
決勝は見応えのある試合になりました。
小島 対 丸山
どちらも中学から剣道を始めた初心者同士。
知っている技はすべて同じ技。
長身の小島は遠間からの様々な攻め口を交えた面。
すばしっこい丸山はスピードを生かした変化の攻めからの技。
どちらも攻め技、引き技、応じ技、それぞれの個性を生かした得意技を持っています。
一進一退の攻防で延長になりました。
小島が遠間から攻めきってすばらしい面を打ちました。
決まったかと私も思いましたが、しかしぎりぎりで丸山は面返し胴を決めました。
どちらも、よくぞ打ったと思える技でした。
彼女らは、学校での、朝練、夕練そして道場での稽古と一日三回の稽古をこなしています。
そして、小島・丸山・中村・宮崎(2年)は、道場の稽古の火・木・土だけでなく、
月・水も稽古を付けて下さいと志願して稽古しています。
私は道場を初めて二八年目になりますが、この子達ほど剣道に対して、
純粋に、一所懸命、真剣に取り組んだ子達は今までいません。
教えながらもこの子達には頭が下がります。
偉いな、すごいなと思います。
すばらしい子達です。
昨年私の長女(明音)が中三でそれなりの結果を残しましたが、
本当の敵は、他校や対戦する相手ではなくて、
自分のチームのなかにいました。
今年は選手全員が一丸となって目標に向かって努力しています。
目標は、全国大会出場です。
きっとよい結果が待っていることでしょう。
2年女子個人
優勝 髙橋ののこ
三位 實城明里
2年もがんばりました。
準決勝でこの二人が対戦しました。
少し前まで自信をなくして悩んでいた實城さんも、
これで自信を取り戻したことと思います。
高橋さんは団体戦で思うように結果が出ません。
でも、個人戦はとても慎重でありながら大胆な技を出すことが出来ました。
この経験を、地区大会の団体戦に生かして下さい。
1年女子個人
三位 渡邉湖菜
一年生もこれを励みにこれからがんばっていって下さい。
3年男子個人
ベストエイト 矢島直弥(島中)
個人での地区大会出場です。
島中は男子団体ベストエイトで地区大会出場です。
団体戦では他にも細野晏史君の所属する加納中学校が三位に入賞し、地区大会に進みます。