平成27年8月1日(土)、2日(日) 中体連岐阜県大会 女子個人 宮崎明音 準優勝(秋田全中出場)、女子団体 島中 8位(東海大会出場)

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平成27年 8月1日(土)団体戦、2日(日)個人戦

ヒマラヤアリーナで行われました、中体連岐阜県大会におきまして、

 

女子個人

宮崎明音(島中) 準優勝(秋田市全中出場、鈴鹿市東海大会出場)

 

女子団体

島中(先鋒 小島たんぽぽ、中堅 安藤礼子、大将 宮崎明音) 8位(鈴鹿市東海大会出場)

でした。

 

女子団体戦 予選リーグ

Aリーグ

岐阜1位 島

美濃2位 白鳥・高鷲

西濃2位 不破

可茂3位 西可児

飛騨3位 古川

すべてのチームに勝ち4勝をあげ、リーグ1位で決勝トーナメントに勝ち上がりました。

 

決勝トーナメント1回戦では、

先鋒 小島たんぽぽ ○一本勝ち

次鋒 山田     ×一本負け

中堅 安藤礼子   ×一本負け

副将 望月紅李   ○一本勝ち

の2-2で大将戦。

時間内に、「よしもらった!」という引き面が一本、得意の飛び込み面が一本ありましたが、審判の旗は上がらず代表戦に。

9分を超える長い試合となり、最後は大誤審の面により敗退でした。

団体と個人で秋田全中へという夢は砕かれましたが、8位入賞し鈴鹿市で開かれる東海大会への出場は叶いました。

今年、2015年5月から島中学にコーチとして剣道の指導に行き、島中女子の目標「全中出場」の団体出場をなんとかかなえてやりたいと指導をしてきましたが、届きませんでした。

しかしながら、わずか3ヶ月、正味1ヶ月半でよくぞここまで強くなったものだと思います。

誠裕館の道場生ではありませんが、特に次鋒の山田さんと副将の望月さんの成長は目を見張るものがありました。県大会直前の試合練習の中で2人に対する思いを話したら、気持ちが伝わったようです。

私が今までに経験したチームの中で最高のメンバーです。

それぞれが独特の個性の持ち主で、アナがありません。

 

7月になってから覚えた「攻め」と「技」が身につき、試合で使えるようになりました。それによって今までの試合運びに比べると、相手を崩してとれる技が増えました。

私もこの子達が、ただ打つだけでなく、攻め方を知ったということが大きいなと感じています。

相手に攻めて打つ。避けられたら同じ攻めで入り、避けるために空く所を打つ。頭を使った攻めのある剣道になったことが大きな進歩でした。

「宮崎明音」という最強の大将が控えていて、副将終わって1敗差までなら何とか出来る、という安心感があったので彼女たちがのびのび出来たのかもしれません。

試合前の円陣で、普通なら気合いを入れるところで、

「さあ、みんないくぞ、フニャー~。」

とリラックスさせたことも自由に体が動いたきっかけかもしれません。

 

市大会、地区大会の予選から決勝は全く危なげない試合で優勝。

県大会での5試合は彼女たちも相手が強いことはわかるけれど、決して競り負けない。紙一重で競り勝つ感覚を味わえたと思います。

残念だったのはやはり、高田との大将戦と代表戦。もう少しレベルの高い審判構成で試合をさせてほしかった。これだけが悔いとして残ります。

 

明音の個人戦は、地区大会2位での組み合わせなので、地区の有力な子達とことごとく当たりました。

初戦は2年生、危なげない滑り出しでした。

2回戦は白川中の大将、井道さんに引き面で一本勝ち。

3回戦、大和中の大将、山田さん。これまで徹底的に練習してきた相手の打ちを打ち落とす、小手面が見事に決まりました。一本勝ち。

4回戦、前日団体戦で不本意な敗戦となった、高田中の大将、村上さん。昨日の悪夢を振り払うような、大胆な飛び込み面で勝利。

準決勝。中部中の大将、肥田さん。小学校の頃からキレイな剣道で抜群の強さを誇ってきました。明音の大胆な飛び込み面で一本先取しましたが、面を取り返されます。流石に強い。延長戦になり、相手の面に対し抜き胴が決まりました。

これで、昨年に続き全中出場が確定しました。

もう一方の準決勝が長引いていました。同じ境川中同士の戦いです。

大将の小川さん対中堅の石原さん。普段稽古をしているのでお互いの得意技は知り尽くしています。なかなか決まりませんでしたが、少し不十分かなと思われる打ちでしたが、石原さんが引き面で小川さんに勝利しました。

明音はどちらとも仲がよいらしいのですが、昨年も小川さんは準決勝まで上りながら、大和中の小池さんに延長戦で相面差し違えによって破れ、決勝進出できませんでした。

今年こそはとの想いで挑んだのでしょうが、同門の石原さんに敗れました。

明音は小川さんと決勝を戦う約束をしていたらしく、敗れた小川さんに感情移入してしまい、自分を失っているようでした。

「自分の試合に集中しろ。」

相手の試合が終わったばかりなので、3分間のインターバルが石原さんに与えられました。気分を切り替えなければいけませんでしたが、どうも明音の気持ちは中途半端なままだったようです。

決勝は延長戦になり、小川対石原の再現のような引き面で、石原さんが優勝を決めました。

お互いに東海大会・全国大会では良い結果を残せるようにがんばりましょう。

 

中体連剣道東海大会は鈴鹿市で行われ、8月9日(日)、10日(月)。

中体連剣道全国大会は秋田市で行われ、8月22日(土)~24日(月)です。

鈴鹿東海大会、秋田全中、応援してください。

 

そのほかの参加者の結果は、

2年生で出場の丸山光さんは中前(多治見中)に1回戦で敗退しました。そんなに実力差を感じさせない試合運びでこれからが楽しみです。

 

 

正直言って、まさかここまで出来るとは思いませんでした。

明音は昨年、2年生で全中を経験してきて、全中のレベルを肌で感じました。昨年の個人優勝者に危なげなく勝ったこともあるので、明音には全中で優勝できるくらいの力があると思います。親ばかかもしれませんが。

しかし、審判は何とも出来ない。

夏の大会のスタート、岐阜県選手権ではベストエイト。

準々決勝で大和中の山田さんとの一本目は、竹刀で止めた届いていない面をとられ、二本目を逆胴で取り返し、延長では出端面で相手の竹刀は逸れ面には当たらず、明音の面が中心を打った。ところが、旗が割れ相手の面あり。

中体連地区大会では、決勝で境川中の小川さんに届いていない面で敗れました。

 

そして県大会団体戦。

決勝トーナメント1回戦。大将戦の3分間では引き面と飛び込み面がとってもらえず引分。代表戦になり悪夢の大誤審。

このときは、何を打って決めてもとってもらえず、相手の当たっていない打ちすべてに旗が上がるような錯覚を覚えました。

 

県大会個人戦は団体戦とは別のコートでした。序盤から慎重な試合運びでしたが、このコートの審判は、当たった打ちはちゃんととってくれる。相手の当たっていない打ちは当然一本にはならない。こんな当たり前のことが、大変ありがたく感じられました。

第6コートの皆様、ありがとうございました。

 

中体連の役員への不信感は未だぬぐえませんが、正確な審判は本当に大切なことなんだと実感しました。

これからは自分が審判を務める折りには心して臨もうと誓います。