平成30年3月27日・28日、全国高等学校剣道選抜大会が春日井市総合体育館にて行われました。
今年の選抜大会には、誠裕館道場の門下生が二人、別々の学校から出場しています。
選抜大会予選で優勝した高山西高校から、小島たんぽぽ。
同じく準優勝の郡上高校から、宮崎明音。
岐阜県予選の決勝リーグではこの二人が戦う場面もあり、引き分けています。
さて、
高山西高校の1回戦、鹿児島実業との対戦でした。
高西 鹿実
先鋒 小島 × 白尾
次鋒 辻 × 森本
中堅○小林メ 東
副将 坂ノ上 × 野間
大将 高木 × 岡崎
小林の一本を守り切り初戦を突破しました。
小島も決め手こそなかったもののよく攻めていました。
高西らしい堅実な試合でした。
高西の2回戦は甲子園学園との対戦。
甲子園 高西
先鋒○須藤コ 清水
次鋒 坂本 メ辻 ○
中堅 瀬戸 × 小林
副将 杉原 × 坂ノ上
大将○出口メメ 高木
甲子園は兵庫2位、近畿大会4位で、この全国選抜大会ではベスト8まであがっています。
郡上高校は1回戦高知高校との対戦でした。
高知 郡上
先鋒○寺村メ 村瀬
次鋒○永野コ 佐藤
中堅 下島 コ簑島○
副将 福岡 メメ山田○
大将 佐竹メ × メ宮崎
先鋒・次鋒をとられ、これまでかと思われましたが、中堅簑島が踏ん張り、副将山田がひっくり返してくれました。
緒戦の劣勢を挽回して流れを変えてのよい試合内容でした。
郡上高校の2回戦は栃木県の文星女子です。
郡上 文星
先鋒○村瀬メ 磯
次鋒○佐藤ド 小林
中堅 簑島 × 渡邊
副将 山田 × 上野
大将 宮崎 メ奈良田○
副将が引き分けたところで勝負がついて、珍しく先行逃げ切りの試合でした。
1日目ふたつ勝ってベスト16です。
翌日の3回戦に残りました。
さて、3月28日、ベスト8をかけた試合は鹿児島県樟南高校(旧鹿商工)です。
郡上 樟南
先鋒 村瀬 ドメ東 ○
次鋒 佐藤 メ平山○
中堅 簑島 メド樋口○
副将 山田 × 脇田
大将 宮崎 メ栁元○
全国大会初出場でのベスト16は上出来だと思います。
負けた試合も、4-0と大差にみえますが、細かく見ていくとそれほど力の差があるわけではありません。
自信を持って5月のインターハイ予選までさらに力をつけていってください。
男子・女子の決勝まで見ましたが、男子の剣道は眠たく、女子の剣道は汚い。
どんなことかというと、
男子の試合では、お互い構え張り合って間合いを詰めせめぎ合い、さあこれから、というところでお互いバンザイして鍔迫り合い。
これが果てしなく続く。
朝早かったこともあり、さあこれから・・・かくん。
さあこれから・・・かくん。
としているうちに眠ってしまう。
今時の高校剣道は試合偏重になっているので致し方ない所だとは思いますが、私たちが学んできた「剣道」と、伝えていく「剣道」はこれじゃないだろうという感が、強いです。
それにしても、実に眠い試合だ。
女子は、「汚い剣道」がまかり通ってしまった。
一つは、鍔迫り合いで気になる「柄がらみ」。
相手の手の内に左拳を柄ごと突っ込み、体勢を崩す。
これを使う子が増えたような気がします。
もう一つが三所隠し。
こんなの剣道じゃない。
しかし、強い。
唯一の救いは、優勝チームの大将で代表戦を勝ち抜いた選手が「優秀選手」には入っていないこと。
さすがに目のしっかりした方々は、「優秀選手」には選びたくないという気持ちの表れでしょうか?